キンダー映画祭日記

2009年06月

ムルと犬の強い絆に感動です!

みなさん、こんにちは!

さて、明日から7月に入り、映画祭のプログラムもだんだん決まってきました。
今年も、コンペ作品、特別上映作品共に、豪華で幅広い作品が集まりましたので
お楽しみに★

特に、コンペティション作品(日本初上映作品)は、2007年アカデミー賞を受賞した
『ペーターとおおかみ』をはじめ全11作品の上映が決定、面白い作品がいっぱいです。

今日は、コンペティション作品の中で唯一の長編映画『ムルと子犬』を紹介します。

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『ムルと子犬』は、フィンランドの映画で、父親がベルリン(ドイツ)から持ち帰った子犬が、やがて手が付けられないほど強く大きな犬になり、街中で大騒動を巻き起こすお話です。

 

この映画の見どころは、少女ムルと犬のミュルスキュの強い絆ですが、
映画に登場する子犬がやがて大きな犬へと変貌した姿には本当にビックリさせられます。
でも、見た目は本当に怖い犬なのに、少女ムルに対しては、優しくて忠実な姿に、
だんだん仕草や表情が可愛く思えてきます。

本当に身近にこんなに大きくて強そうな犬がいたら、街中パニックになる
だろうな思いますが、映画では、大人たちが走って逃げ出す姿をよそに、
ムルと犬が楽しそうに遊んでいる姿を見ていると、本当は怖くないのかも?!
なんて思っていると、この犬は飼い主や子どもには優しいそうですが、
子どもを襲おうとする者には、例え熊でも勇敢に立ち向かうそうです。(やっぱり怖い。。)

映画は、犬たちの悲しい歴史から犬の幸せについて自然に学べるファミリー・ムービーです。

そしてなんと、主人公の少女ムルを演じたロンジャちゃんが映画祭には遊びに来てくれます!
映画は96分とちょっぴり長めですが、声優さんがライブで吹き替え上映するので、
時間はあっという間に感じられます。是非見に来て下さいね。

泣ける映画だけが感動する映画ではない

そんな事は分かっています。
しかし、この週末に涙がこぼれる素敵な作品に出会いました。

一つ。『マレーネとフロリアン』
これはキンダーおなじみ。昨年、戸田恵子さんが映画祭で吹き替えをした作品でもあります。2ヶ月目の新人Mには、新しく出会う作品が多く、このアニメ、オフィスでランチの最中に、涙をこぼしながら見てしまいました。オススメです。今年の映画祭でももう一度やります。まだ見てない人、必見です!(※小学校2、3年生くらいからストーリが追えると思います)

もう一つ。『バッハと長靴』
これは、今度9月のケベック映画祭の上映作品。クラシックな作品ですが、映像や会話がシンプルな分、ユーモアがとてもキュートに光っています。ちょいちょいうるうるくる部分があり、しかも見ている人の予想をちょいちょい裏切るユニークな展開があり、さらにヨハン・セバスチャン・バッハの音楽が、出ている人々と素敵に絡んでくる。とってもチャーミングな作品。映画を観終わったあと、持っていたバッハのCDを鑑賞。私の涙は笑顔に変わりました☆ 
(※高学年からOK! 大人はもちろん、バッハを好きな人もぜひ)




 

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